蜷川幸雄の「オイディプス王」を見てから、ソフォクレスを読み、この本に至りました。■「哲学者エディプス−ヨーロッパ的哲学の根源−」(ジャン・クロード・グー)
オイディプス王は、ギリシアの物語の中では独特な世界を持っている、と漠然とながら思うことがあった。その漠然とした印象を解きほぐしてくれる本のようだ。
まだよく読めてませんが、大筋にはちょっと興味。
グーは、ギリシア神話においてオイディプス王の物語は典型ではなく、逸脱である、という。この物語を選択したフロイトにも議論は差し戻され、再度フロイトが他でもなくこの物語を選んだ理由が解釈しなおされる。
今日で5月も終わりです。