日本質的心理学会第7回大会(in 茨城大学)1日目。 学会にてポスター発表をしました。今回は、いろんな意味で冒険でした。 たくさんの方と話せて、これから先につなげられる議論もたくさんできた上に、うれしいことがたくさんありました! 以下、ポスター要旨(当日発表の内容は変更あり)。
ある小学校のフィールドワークを通した雰囲気の考察:「様相」・「とどまること」・「返照」をめぐって Keywords:小学校のフィールドワーク 雰囲気 様相 とどまること 返照 現象学 本発表は、「雰囲気とは何か」という問いについて、ある小学校で発表者自身がボランティアとして過ごしてきた日々の事例から考察するものである。 「雰囲気(空気)を読む」「雰囲気に流される」等々、私たちは日ごろから「雰囲気」に言及し、また「雰囲気」に自らの振る舞いを左右されるような経験をする。一見、仮初めでたあいのないもののようで、だからといって、無いことにもできない、そういう「雰囲気」とは一体何なのだろうか。 この問いは、筆者がある小学校にボランティアとして訪れる日々のなかで問われ始めた。この問いに答える道筋として、この問いが問われるようになった場所で、雰囲気が問題となってくるそのときを取り上げ、その都度その都度の雰囲気の性状を言葉で見出そうとしている。 本発表では、この問いへの現段階での考察を示し、当日の議論の端緒としたい。内容は次の三点に要約される。第一に、本研究の問いの性質と、その問いに対して採られた道筋の根拠と具体を示す。第二に、小学校での出来事を、雰囲気に定位しながら列挙し、その都度の雰囲気の性状を示す。そして、その作業の中で「様相」「とどまること」「返照」という言葉で見出されてきたことがらに触れながら、雰囲気について考察を行いたい。 |
ポスターのあと、一こまお休みして、“東北フィールド学派”のシンポに。聞くだけでわくわくしちゃった。夜の懇親会にも混ぜてもらいました。
フィールドワーク:東北フィールド学派の系譜をめぐって 企画者 松本光太郎(茨城大学) 司会者 松本光太郎(茨城大学) 話題提供者 大橋英寿(東北大学名誉教授)・作道信介(弘前大学)・石井宏典(茨城大学)・辻本昌弘(東北大学)
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LINK +日本質的心理学会第7回大会→HP |