フーコーは結局リタイア。しかし第1巻のかなめは押さえた。フーコーの語り口の感覚をつかんだのはちょっとした収穫だと思う。
原広司ってもっとごっつい固い人なのかと思っていたが、意外にもそうではなかった。しっかりじっくり考える人。手を動かす人、話しにくいことをなんとか話そうとする人。
ながらく「空間-〈機能〉から〈様相〉へ」というこの人の本を繰り返し読んできていたけれど、あらためてそれがいきいきしたものになってきた。お師匠とつい興奮して喋っちゃう。
